学校の授業は、「教えること」、つまり学習の『学』の部分に重点をおいています。個々の理解度に関係なく、次から次へと説明だけのステップを踏んでいきます。家に帰って問題集までやる子供もいれば、まるっきり勉強しない子供もいます。学力の差は日に日に拡大し、決定的な開きになっていきます。学校の授業だけでは学習の『学』の部分に偏りすぎて、教わったことを何度も何度も繰り返し演習すること、つまり学習の『習』の部分が大いに不足しているのです。
以前、子供たちの間で一輪車が爆発的な人気を呼びました。それまで一輪者といえばサーカスなどでしか見ることができないものでした。子供たちが乗ることのできる乗り物とは考えられなかったものが、今では練習さえすれば誰でも乗れるものだと多くの人が考えています。このように、一見不可能に見えることでも、トレーニングによって実現できることが数多くあるのです。
勉強においてもまったく同じことがいえます。学力を飛躍的に上げることなど不可能なことのように思えますが、飽きるほど練習し、基本的なことから身につけることによって実現できるのです。しっかりと基本を理解して正確に問題を解ければよいのです。基本をどれだけ理解しているか、どれだけトレーニングを積み重ねているかが最も重要なのです。
成績向上の絶対条件の90%は学習の『習』の部分にあるのです。
飛翔学舎では、塾生の多くが授業の始まる前から教室に来て自習し、授業が終わった後も自主的に勉強しています。
試験前になると遅くまで残って勉強しています。先生が「早く帰りなさい」と言っても、「あともう少しだけ」と言って頑張っています。
このように塾生たちが自主的に勉強する雰囲気を作ることが何よりも重要だと私たちは考えます。楽しく学習できる空間を塾生に提供し、塾生が先生に気軽に質問できる雰囲気を大切にしています。